二階建ての校舎、メロディの秘密

みんな気づいていそうでそうでもない、オリジナル曲「二階建ての校舎」のメロディについてでございます。曲の話をするひとにはちょこちょこ話してみるんですけど、ぼくが思っていたほど意識されていないようです。なにかというと、

Aメロとサビがほとんど同じである

ということ。今回も音源付きでどうぞー。

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Aメロ

nikaiA

作曲の段階ではまずAメロができました。この音源、スウィングがゆるゆるですね…ご容赦を。

サビ

nikaiS

サビはこんな感じ。ほとんど同じでしょう?リズムなんかは完全に一致です。

重ねてみた

nikaiAS

重ねてみるとほんとによくわかります。3小節目までは5度か6度違いで同じ動き、4小節目からはオクターブ違いで一致しています。サビを考えているときにAメロが使えないかなーと試行錯誤していたらできたフレーズです。

なにが違うのか

ここでのポイントはやはり4小節目の1拍表から裏への跳躍です。Aメロでは5度しか跳躍しないのに対し、サビでは7度の跳躍となっていて、ダイアトニック外の音が使われている。このあたりでダイナミクスや意外性を稼いで、サビの盛り上がりを演出しています。

と、理論的には説明が付きそうなのですが、実際作るときにここまで考えていたかというとまったくそんなことはないです。適当に弾いて気持ちいい感じに作っていたら、たまたまこういう理論があてはまった感じ。音楽理論って本来そういうものでしたね。みんながイイと思うメロディやコードを集めて分析したらこういう傾向があった、それを理論化した、という出で立ちなので、おおもとにあるのはひとの感覚です。

だから自分の感覚に合う理論、合わない理論っていうのはあると思います。だれもが人類全体の最大公約数的な感覚を持っているわけではないですから。ぼくは今回二階建ての校舎を分析してみて、ダイアトニック外音の使い方や跳躍の距離については普段から意識してるなと改めて発見しました。そういうアプローチの仕方はぼくに合うんだと思います。「曲の好み」から一歩メタ化して「セオリーの好み」というものもある気がしています。

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