作曲のやり方がわからなくなったときのために。自分に合った作曲法を見つけよう

「どうやって作曲してるの」と聞かれることは多いです。作曲なんてまったく縁のないひとからするととても難しいことのように思えるらしい。あるいは、何か特別な能力が必要なんじゃないかとか。そうやって聞かれるたびに言語化を試みては失敗してきました。そう、作曲しているぼく自身も、実際のところどうやって作曲しているのかあまりわかっていないのです。

わからないものはわかりたい。近頃は作曲のプロセスについて意識的になるように心がけています。できることなら、こんなふうに作曲してるよ、ぼくは音楽をこういうものと捉えているからこの作曲法が合ってるんだ、という説明をしたい。ぼくは根っからの理論派なので、すべてフィーリングだと言ってしまうのは、なんか負けた気がして嫌なんです。

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2つの作曲方法を使い分けている

さてここからはぼくの作曲方法について現時点でわかっていることを。どうもぼくは2種類の作曲法を使い分けているらしい、ということがわかりました。1つ目は細部(メロディやコード進行)から作る方法、もう1つは全体の雰囲気だけ先に決めてしまう方法。これを簡単に説明します。

木から描く

細部から作る方法はどんなものか。ギターを構えて作曲するときにこの方法をとることが多いです。ギターをぴろぴろと弾いてみる。あ、これはよさそう、と思ったらそれを核に膨らませていく。このやり方ではギターを弾くときの自分の手グセが、もろに曲に表れます。頭で考えないで、身体で作る方法ともいえるかもしれません。ソロギターの曲を作るときはこのタイプを使っていますね。せっかくいい曲ができても、ひとりで弾くのにあまりにも無理があったら困りますから。

森から描く

全体のイメージを先に決めてしまうやり方はどんなものか。ぼくの場合、このやり方で作曲するときはいつも雰囲気のロールモデルを用意します。こんな雰囲気の曲を作りたい、と思わせるような既存の曲を1つ以上選んできて、そのエッセンスだけお借りする。エッセンスとはリズムです。あとは構成か。そういうかなり抽象的なレベルで真似をするのです。借りてきたリズムや構成を頭の中で再生しながら、自分のオリジナルのメロディやコード進行をそこに当てはめていく。そこまでしてからやっと実際に音を出すんです。この段階ではすでに曲のメロディ、コード、リズムなど、だいたいの要素はできあがっています。音を出しながらそれを確認していく作業になります。

作曲の方法なんていくらでもある

ぼくは今の時点でこの2つの方法を使っていますが、他にもたくさん作曲法はあります。ハウツー本に書かれているものだってそのうちのひとつ。まだこの世に存在しないオリジナルの作曲法を考えることだって可能なんです。

あるひとつの方法がダメだったから私には才能がないんだ… と考えるのはある意味傲慢なのです。たくさんある作曲法のうち、たったひとつしか試していないのに、そのひとつの方法でうまくいく、なんて思っている。これを傲慢と呼ばずしてなんと呼ぶのか。天賦の才を持たない平凡な人間は、試行錯誤を続けることで前に進むのです。

だからひとつダメだったからといって、ショックを受ける必要はないということ。あ、ダメだった。じゃあ次はこれを試してみよう。これでいいんです。

ぼくは今日も試行錯誤を続けます。

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