神社が意味であふれかえる!神社検定公式テキスト『神社のいろは』を読む

脈絡のない書籍紹介、きょうは神社検定公式テキストでもある『神社のいろは』(扶桑社)です。

そう、神社検定というものがあるのですよ。

神社検定/神道文化検定/知ってますか?日本のこころ

上記ページの統計によると、第4回の受験者数は参級、弐級、壱級あわせて3500人弱とのこと。そしてこの書き方がいかにもな感じです。神社検定を受けるなら勉強してくださいね、という教科書がこの『神社のいろは』なのです。

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ご利益が得られる本

鳥居や狛犬にはじまり、礼拝の仕方、各有名なお社の話、お祭りの由来など、それはもう網羅的に書いてあります。さすが教科書といったところ。

でも今日ぼくが伝えたいのは、神社を幅広く知ることのできるいい本ですよ、ということにとどまりません。

これを読むとご利益が得られるのです。

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ぼくらは神社を知らない

ぼくも含めて普段神社にあまり縁のないひとってどれぐらい神社のことを知っているのでしょう。

たとえば、そうですね… 神社がなんらかの神様を祀っているところだということを知らないひとはいないでしょう。ではその神様ってどんなひと?どうやって祀られているの?そもそも祀るってどういうこと?

なんとなく表面的には知っていても、深いところまで理解はできていないというのが実情ではないでしょうか。神社では神様という世俗とかけ離れた存在を祀っているということは知っているので、その辺の公園や森とは違う雰囲気を感じるけれど、どこがどう違うのか、よくわからない。

神社にあるさまざまなモノの意味がよくわからないまま神社に行っているひとが大半なのです。

たとえば

神社といえば鳥居、かどうかはわかりませんが鳥居はだいたいどこの神社にもありますよね。くぐると何となく神聖な気持ちになる。空間を仕切る境界についてはこちらの記事でうにゃうにゃとジョークを書いていますが、鳥居はその最たるものでしょう。なにせ神様が祀られているエリアに入るわけですから。

でもその鳥居について「通り入る」がなまったものだとか、八百万の神々が鳥を木にとまらせて鳴かせて天照大神のお出ましを願ったものだとかいう起源については知らない。こんなのは一例に過ぎません。

社殿の造りにいたってはかなりいろいろな種類があって、ほとんど知りませんでした。八幡造、日吉造、春日造… 入り口の方向や屋根の向きによって分類されています。

ぼくらは神社について知らないことがたくさんあるのです。

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ぼくらは神社を知る

『神社のいろは』には、これらの神社に関する基本的な、でもあまり知られていないことが網羅されているのです。そしてこれを一通り読むとどうなるか。

神社のことがわかるようになります。

当たり前ですね。もうちょっと言いましょう。

実際に神社に行ったとき、神社にあるたくさんのモノの「意味」がわかるようになります。

鳥居や社殿ももちろんそうですが、もっとわかりやすい例を挙げるなら、たとえば参道。

参道は一見普通の道に見えますが、参道を歩くときは真ん中を歩かないのが礼儀です。真ん中は正中といって神様の通り道となっているから。

つまりこういうことです。

参道に関する知識を持たない状態ではただの道だったものが、知識を得たとたんに神様の通り道という「意味」が発生するのです。こうなるともうぼくらは神様の通り道という意味抜きで参道を見ることはできません。以前とは景色がすっかり変わってしまったのです。

『神社のいろは』を読むと、こんなことが神社のいたるところで起きます。神社がどんどん「意味」を帯びてくる。ただなんとなく神聖だったものが具体的な意味を持つ神聖さに取って代わる。

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意味を知っているからこそ

さて、最初に言ったご利益の話に戻りましょう。これはもうほんとうに簡単で、意味のない世界と意味のある世界、祈ってご利益がありそうなのはどちらかという話です。

礼拝の際に同じ拍手をするのでも、なんとなく神聖な気持ちで行うのと、『魏志倭人伝』より伝わる貴人への拍手という伝統という意識で行うのとでは、それを行う自分の気の持ちようが変わってくるのです。

神社に意味が充満すれば、神聖な気持ちも具体的になり、行動も変わる。その結果がご利益となって返ってくるというからくりです。別にオカルトチックな話じゃない。「信じるものは救われる」というだけのこと。

意味を知れば自分が変わる、そういうご利益があるのです。

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