「おすすめ」の作法。好きなものを語るだけでいい

「おすすめ」とはなんだろう。ぼくもときどき、おすすめの音楽やおすすめの本を書いています。でも、いまいちすすめ方がわからない。おすすめ記事を書いているのに。

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おすすめとはおせっかいである

他人になにかをすすめる、というのは基本的にはおせっかいなんです。「おすすめしてほしい」と依頼されたときは別ですが、そんなことはめったにない。ぼくがこの音楽が素敵だと思ったから、この本が感動すると思ったから、おすすめしちゃう。言ってしまえばすすめる側であるぼくのエゴなわけです。

すすめる側のエゴである以上、「これのこんな部分がよくて、あれのあんな部分もよくて(以下略)」などと強引にいってはいけない。そんなおすすめの仕方では、逃げられてしまう。

好きな理由を語る

では、どうすればよいか。ぼくの考える理想のおすすめは「好きな理由を語ること」、ただそれだけです。そんなのでおすすめになるかって?

大丈夫。自分が本当に好きなものについて語れば、それを聞くひとの心に届く言葉が生まれます。

たとえば、ぼくはインストゥルメンタルの曲が好きだ。ヴァイオリンの曲が好きだ。葉加瀬太郎さんが好きだ。その理由を滔々と語る。いろいろな楽器が絡み合うのがたまらない。うどんみたいな音色が気持ちいい。アフロ最高。などなど。自分が心から好きなもののことは延々としゃべり続けられるものです。

運が良ければ「ああ、インストゥルメンタルって聴いたことないけど、いいかも」と思ってくれるかも。思ってくれなくても悲しむことはない。だって、そういうひとは強引におすすめしたところで興味を持ってくれることはないのだから。去る者は追わず。

好きじゃないものはすすめない

逆に言えば、好きでもないものはおすすめできない。ぼくは自分が興味のないことには本当に興味がないタイプらしく、言葉が出てこない。言えたとして「これ、おすすめなんですよー。……」が限界なのではなかろうか。これではおすすめもなにもあったもんじゃない。

相手の気持ちを忖度しない

おすすめしてると、つい相手の気持ちを忖度したくなる。「あなたはこういう考え方だからちょっと合わないかもしれませんが…」なんて。でも、これはあえて言う必要はないんです。ぼくがおすすめするものが相手に合うかどうかは、相手が決めること。相手の判断にまで口出しするのは、それこそおせっかいというものです。

おすすめの作法なんて書いておきながら、書いていることは「好きなことを語る」だけ。でも、ぼくは自分の好きなことをしゃべるのが好きなんです。

ほら、この文章もメタ的おすすめなのである。

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