【前編】ニューエイジ・ミュージックとはなにか。第59回グラミー賞 ベスト・ニューエイジ・アルバム賞のノミネート作品を聴いてみた

ベスト・コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム賞に引き続き、グラミー賞でインスト曲に関係のありそうな部門の曲を聴いてみた。Best New Age Album のノミネート作品である。
(以下、アルバム名 – アーティスト名)

第59回グラミー賞 ベスト・コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム賞のノミネート作品を聴いてみた
第59回グラミー賞が日本時間2月13日に発表される。音楽の賞ではもっとも権威あるもののひとつだが賞のカテゴリが78もあり(これでもずいぶん減...
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Orogen – John Burke

ピアニスト John Burke のソロアルバムである。クラシック曲のような終止感とキメが特徴のピアノは George Winston の影響を受けているそうだ。

アルバムを最初から順番に聴いていくと明るく穏やかな曲と暗く激しい曲が交互に登場する。自然の恵みと脅威を表現しているように感じられた。というのも、Orogen というのは造山運動という意味なのである。むかし習った地理の知識を思い出してほしい。地震や津波という災害を引き起こすこともあるが、美しい山脈の景色や温泉の恩恵にあずかれるのは造山運動おかげと言ってもよい。

最終曲である「Orogen」のメインテーマがそれまでの楽曲の中にずっと伏流している。アルバムを通して聴いたあとでふり返ると「Arise」「Autumn Blaze」 や「Riverswept」には一聴してそれとわかるように仕込まれていた。アルバムそのものが造山運動になっているのだ。

ジャケットに描かれている山がかわいい。

DARK SKY ISLAND – Enya

言わずと知れたアイルランドのシンガー Enya の最新アルバム。日本での知名度はノミネート作品の中では抜群だろう。名前を知らなくても爆発的ヒットとなった Orinoco Frow をどこかで聴いたことがあるひとも多いはずだ。

これぞヒーリングミュージックである。壮大な雰囲気を纏うコーラスは Enya 自身のコーラスを何重にも重ねたものだそうだ。その手間の多さと完璧主義で、1つのアルバムを完成させるのに何年もかかるらしい。

INNER PASSION – Peter Kater & Tina Guo

作曲家でピアニストの Peter Kater と、チェロ奏者の Tina Guo の共同制作アルバム。

ところで、チェリストの Tina について調べていたらこんなものを見つけた。今回の演奏で一番笑った。いや、ノミネート作品ではないけれど。ゼルダの伝説なんかも弾いているようである。

後編に続く
http://haracem.com/20170208/2237

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